フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

カテゴリ:その他( 7 )

青い勲章の綬

 前回書いた、「どうしても実物が見たくて標本を買ってしまった鱗翅目」ですが、何とか無事に展翅と乾燥が終わりましたので、公約通り画像を公開したいと思います。

 こいつです。

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 ムラサキシタバ。

 おっと、羽がずれているとか胴体が曲がっているとか、そういったご指摘はそこまででお願いします(笑)。何しろ人生初の展翅だったので。

 あ、ムラサキシタバはご覧の通り、「蛾」です。ガ。

 今まで蛾に全く興味がなかったどころか、他の虫の樹液採集や外灯巡り採集などで大量の蛾を見かける度に苦手意識すらあった自分が、何故この蛾に関心を抱いたのかといいますと、以前にもこのブログで取り上げたことのある田川研(たがわ・けん)氏の著作『虫屋のみる夢』に書かれていた本種にまつわる話が非常に印象に残っていたからです。「1頭の蛾をめぐって大の大人達がケンカしてしまうなんて、ムラサキシタバとは一体どんな蛾なんだろう」と 何気なくネットで検索してその姿を見て、「いい虫だなあ…」と心惹かれてしまったわけです。

 『虫屋のみる夢』を初めて読んだのはもう4、5年前ですが、田川氏の著作3冊は何度も読み返しているので、先月またこの本を読み返していて、「ムラサキシタバの実物が見てみたいな~」と改めて強く思うようになり、手持ちの資料で調べたところ、愛知県内での記録はあるものの、さすがに時期はもう遅いので、来年まで待ちきれずに標本を購入してしまったというわけです。

 オオムラサキが「蝶の王様」とか「雑木林の女王(綺麗なのはオスですが)」などと呼ばれているのに対し、ムラサキシタバは「蛾の女王」と呼ばれているそうです。

 また、名前の意味は単純に「紫の下の羽」ですが、ドイツ語では「青い勲章の綬」と呼ぶそうです(『虫屋のみる夢』より)。こっちの方がこの華麗な蛾を表現するのには適切だと思います。日本名は直接的過ぎて…(笑)。

 フラッシュ撮影すると綺麗な色が白くなってしまうのでフラッシュなしでアップ。

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 綺麗だなあ…。この種はカトカラの中では大型で、横幅が10㎝前後もありますが、自分などが他の大型蛾に感じてしまう「毒々しさ」は全く感じません。標本でこれだけ惹かれるのですから、生きている姿を見たらどれだけ感動することでしょう。

 というわけで、ムラサキシタバはダイコクコガネと並んで、来季採集したい昆虫のリスト入りをしました(笑)。
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by Izanagi_the_4th | 2011-12-12 22:43 | その他
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by Izanagi_the_4th | 2011-01-01 02:48 | その他

スズムシ孵化

 今朝(6日朝)、夏に飼育していたスズムシの飼育ケースの中に霧吹きをしました。

 過去記事にあるように、春にホームセンターでスズムシの卵を買ってきたのですが、人工飼育のためかそれらは野外のスズムシより早く孵化して成虫になり、残暑の厳しい頃に全て死に絶えました。

 野外とはかなりタイムラグのあったそんな環境下でもスズムシ達はちゃんと繁殖活動をしていたようで、飼育ケースのマット内には卵が幾つもあったため、主がいなくなった今でも定期的に霧吹きでマットに水分を与えているのです。

 今日は霧吹きをしながら何気なくケースの中を見ていたら、何やらチョロチョロと動く物が……げっ、スズムシの幼生だ!

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 産卵が通常より早い時期にされたのと、ケースを日中はかなり暖かくなる玄関に置いておいたせいか、来年孵化するはずのスズムシ達の一部が、早くも孵化を始めてしまったようです。

 これからどんどん寒くなってくるというのに……彼らはどうなってしまうんでしょう(^_^;)

 …そういえば京都に通称「鈴虫寺」という有名なお寺がありますが、そこは温度管理をして通年スズムシを飼育しています。数年前の冬にこのお寺を訪れたのですが、窓の外は雪が降っているのに説法を聞いている部屋の中ではスズムシが鳴いている、というなかなか変わった風情のある体験をしました。

 …我が家ではさすがに温度管理をして飼育するわけにはいきませんが、真冬にスズムシの鳴く声が聴けたら……楽しいかも(笑)。

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by Izanagi_the_4th | 2010-11-07 00:43 | その他

カマキリの眼

 今日の夜、風呂を出てテレビなど観ながらまったりしていると、5歳になる息子が突然「カマキリの黒い眼が見たい」と言い出しました。

 何のことかと思ったら、昆虫図鑑に「カマキリは夜になると眼が黒くなる」と書いてあったと言います。

 昨夏あたりから息子がカブトムシ採りやセミ採りなどをするようになり、今夏は庭に来るテントウムシやハムシなどを観察したり、スズムシを飼育したりしていました。昆虫に興味を持ってくれるのは自分としてはやはり嬉しいので、今年の夏になけなしの小遣いをはたいてちょっと立派な昆虫図鑑を買ってやったのですが、それを今でもちょくちょく見ていて、最近そのカマキリのことを知ったと言います。

 図鑑を見ると、昼と夜でのカマキリの顔の比較写真が載っていました。なるほど、確かに夜は眼が黒くなっています。恥ずかしながら、自分はこのことを全く知りませんでした…(恥)。

 そしてまた、なんで急にカマキリなのかというと、隣家の倉庫の壁に昨日からずっとオオカマキリ(だと思う…チョウセンカマキリではないよな…)がとまっていたんですよね。日中は日当たりが良いのでずっとそこに留まっているんだと思うのですが、最近は保育園の友達とカマキリやバッタを結構追いかけ回していたのでそれが気になっていたのだと思います。

 早速ライトを持って子どもたちを連れて外に出てみると、やはりまだそこにカマキリが張り付いていました。そっと近付きライトで照らすと…。

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 おお、ほんとに黒い…。ライトのその先を、瞬きもせず見つめている息子の姿にちょっと感動。

 きっかけは何でも良いので、虫に限らず、色々なことに興味を持って成長していって欲しいものです。
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by Izanagi_the_4th | 2010-11-05 22:38 | その他

サイト移転に関して

 管理人の転居に伴い、近々サイト『Circle of Life』の方も移転することになりました。

 新アドレスがまだ未定ですので、決定し次第こちらのブログの方に新しいアドレスを掲載致します。

 本来であればサイトの方に一言書いておくべきところなのですが、どういうわけかサイトの更新が出来ないため、こちらの方に書くことにいたしました。

 今後とも宜しくお願いいたします。

 管理人 izanagi_the_4th/イザナギ

*追記
今まで使っていたメールアドレスも使えなくなりますので宜しくお願いいたします。
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by Izanagi_the_4th | 2010-03-17 21:29 | その他

業務連絡

その①
 長いこと放置状態となっていたサイトの方ですが、「蟲のイドコロ」というコンテンツのみ再アップしました。内容の方も一部加筆・訂正してあります。是非ご覧になってみて下さい。このブログ右欄の「本館」の方から行けます。

その②
 三河昆虫研究会の会誌を希望された北海道のKさん、メールでの連絡がつかない状況なので、とりあえず先に会誌の方を発送しました。封筒に私信を同封しましたので、そちらをご覧下さいませ。
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by izanagi_the_4th | 2009-11-01 22:26 | その他

ブログに移行しました

 以前書きました通り、この『些採集記』は、ブログ形態へ移行しました。

 いつから移行しようと考えて、キリ良く2007年1月からにしようと決めたのは随分前なんですが、年始は何かと忙しくて新しくブログを作る時間もなく、ネタは溜まっているものの記事を公開出来ないまま来てしまいました。

 しかしこのままではいつまで経ってもこの『些昆虫記』が更新出来ないので、とりあえずブログだけは開設してみました。レイアウト等、全く何も考えず、本当にただ「開設しただけ」ですが、デザインも含め、これらはまた追々改装していくつもりでいます。

 …確認になりますが、位置づけと致しましては、このブログ『些昆虫記』は、サイト『Circle of Life』の中の1コンテンツ、という扱いになります。形態はブログになりましたが、内容はこれまで通り、コガネムシ、クワガタを始め、様々な虫達との出会い、ふれあいなどを、雑記形式で記していきたいと思います。

 先にも書きましたように、1月分のネタは多々あるのですが、それらはまた順次公開していく予定でいます(この記事を書いているのは本日1月19日ですが、1月上旬の出来事も後でアップする予定なので、とりあえず記事の順番がおかしくならないようにこの記事は1月1日付けにしてあります。ご了承下さい)。

 さて、このコンテンツがブログ形態に移行ということで、本館のサイト『Circle of Life』をご覧になったことのない方が、このブログを先に見つけてご来訪されるということもあると思われます。そういった方々のために当方の自己紹介なんぞをさせて頂きます。

 ええと。管理人の名前はイザナギと言います。このブログではIzanagi_the_4thですが、イザナギで結構です。何故4thかと言いますと、“イザナギ”の名前でサイトやブログを始めるのが4回目だからです(笑)。

 名前の由来は、今も高知県物部村に伝わる、陰陽道・いざなぎ流から。10年ほど前に陰陽道に興味を持った時、物部村といざなぎ流のことを知り、その自然や生活習慣、流派の儀式などを扱った写真集を読んで感銘を受けたことから、ネットデビューした頃からハンドルネームとして使用しています。

 愛知県三河地方に住み、子供の頃から虫好きではありましたが、普通の子供同様に昆虫採集は小学校で卒業。しかし、今から15年程前の高校時代の夏、偶然家の門灯に飛来したコクワガタを何気なく飼育しているうちにクワガタ熱が再燃し、連日山通いをするようになりました。

 その頃勃発したオオクワブームに乗っかり大型種の飼育も経験しましたが、次第に嗜好が小型種に特化し、中でもネブトクワガタは採集、飼育にどっぷりハマり、2000年春にネブトなど小型クワガタメインのサイト『Treasure in the Darkwoods...』を開設すると、地元愛知のネブト愛好家の方々と出会う機会に恵まれ、そういった方々と「小型種愛好会」を作り(現「小型クワガタ愛好会」。現在イザナギは退会)、採集オフ会や余品の交換、情報交換などを続けてきました。最盛期には部屋で200頭近いネブトを飼育していた事もあります(南の島のネブトは大量に卵を産むので、このくらいの数字は愛好家の間では全然少ない方ですけどね)。

 しかし、数年も経つと採集も飼育も頭打ちとなり、その頃流行り出した外国産にはあまり興味もなかったので、クワガタは少し中座。チョウやカミキリにも興味はあったので、クワガタ以外の虫もやってみようか…と思っていた時に、偶然塚本先生の「日本列島フン虫記」を書店で目にし、表紙に並んだ美しいコガネムシ達の写真に心を惹かれ、未知の世界であったコガネムシの世界に飛び込みました。そしてその奥の深さにどっぷり浸かり、2005年春、サイトもクワガタメインからコガネムシも含めた小型甲虫を扱うサイト『Circle of Life』に転身し、現在に至っています。

 公私共に忙しいためなかなか採集にも行けず、コガネムシに興味を持つようになって今年で3年になりますが、未だ普通種と呼ばれる種との格闘が続いています(フン虫に傾斜していく経緯は本館の『些昆虫記』をご覧頂けるとお分かりになると思います。これは前身サイトの頃から続けているコンテンツです)。また、昨年からはネブトクワガタの飼育も再開しており、今年は久々に本格的なブリードに挑戦するつもりでもいます。

 コガネムシの世界は、いろいろ知らない事もまだ多々あり、日々精進で頑張っております。初めてご覧になられた方も、以前からご覧頂いている方も、あらためまして、宜しくお願い致します。

 それでは、長い挨拶ではありましたが、次回の更新からはいつもの通り雑記調で記事を書いていきますので、宜しくお願いします。

 ではでは~。

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by Izanagi_the_4th | 2007-01-01 23:13 | その他