フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

カテゴリ:標本( 14 )

久々の展脚

先日採集したコガネ達を、昨日展脚し、今晩微調整をしました。


実に久々の展脚作業でしたが、体長3㎜前後のマグソコガネ類の方は、やっているうちにだんだん感覚を取り戻してきて調子よくやれましたが、それよりも体長1~2㎝ある食葉コガネの方が不慣れなせいもあってか大苦戦…(^-^;

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何とか仕上げて改めて見てみると、食葉コガネはきれいだなあ…とその魅力を再確認。


今シーズンはもう半ばを過ぎてしまいましたが、来年からは食葉の方も手を出していこうかと思っている今日この頃です。
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by Izanagi_the_4th | 2013-08-13 23:10 | 標本

100均の標本箱…

 先日、近所の100均で、「標本箱」が売っていたので数個買ってきました。

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 作り、機密性、見た目…あらゆる面で所詮100均レベルですが、普段毎日使う自宅のPCの机置いておくのにちょうどいいサイズだったので、試しに1つ使ってみました。

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 念のため防虫剤と乾燥剤は入れておきました。

 いつもPCの横にタッパーに入れた標本を置いて、時折蓋を開けて手に取り眺めてたりしているのですが、これならその手間もなく視線を動かすだけで見ることが出来るので一見便利そうではあります。

 ただこういうことが出来るのもこの時期だけでしょうけどね。湿度の高い季節にこの箱を使う勇気はありません…(笑)。

 今箱に入れているのは、ムラサキシタバとミドリセンチとヤマトエンマ。共通点は、「今年採りたい虫」。カトカラは今年初めて採集に挑むので、その姿を眺めながらイメージトレーニングをしたりしています。ミドリセンチとヤマトエンマは、昨年採集に行けなかったので、今年こそは再び採集に行きたいと強く思っているからです。

 ああ、みんな綺麗でいい虫だなぁ…と、眺めながらつくづく見とれてしまいます。
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by Izanagi_the_4th | 2012-02-06 22:48 | 標本

鱗翅目

 おっと、またもや随分間が空いてしまいました。すみません。

 私は子どもの頃からずっと甲虫ばかりやってきました(と言ってもクワガタとフン虫くらいですが)。しかし、そんな自分も20代の頃はゼフィルスに憧れ、標本をちょくちょく買ってはコレクションしていました。

 チョウの場合、標本にするために手で圧死させることにどうしても抵抗があったため、自分で採ることは出来ず、(誰かが殺してくれた)標本を買っていたのです。しかも、展翅が難しそうという理由から、展翅済の物ばかりを集めていました。

 また、その頃はフン虫に興味は持っていたものの、「動物の落し物や死骸にいる虫はちょっとなぁ…」と、今では失くしてしまった理性をまだ保っていたため、自分で採ることは出来ず、これまた標本を買って眺めて満足していたのでした。

 しかし、標本ばかり見ているとやはり自分でも採ってみたくなるのが虫屋のサガ。意を決してフン虫を自分で採るようになり、チョウは標本集めより野外で写真を撮ることに熱中するようになって、標本の購入はすっかりやめてしまいました。

 そんなこんなで早7、8年経つのですが、今回久しぶりに標本を購入してしまいました。

 しかも未展翅の鱗翅目です。

 数年前からその鱗翅目の種には興味があり、図鑑などを見ては、「はあ、きれいだなぁ…」と思っていたのでした。それが何故か突然、シーズンも終わった今頃になって無性に実物を見たくなり、オークションに出ていたものを衝動買いしてしまったのです。

 自分的には実物を見たいだけなので本当は展翅済の物があれば良かったのですが、もし来年実物を採ることが出来た時に自分で標本にすることが出来るように、その練習も兼ねて未展翅の物を購入しました(4頭セットでしたから)。

 しかし、展翅などやったこともないので当然道具は何一つ持っていなかったため、合わせて道具も一通り揃えました。標本と道具などで総額1万円弱。うう…今月の小遣いのほとんどが飛んだ…。

 これから初めて展翅に挑戦しますが、楽しさ半分、不安半分です。うまく展翅出来ましたら、来月末くらいにはここで披露させて頂きます(笑)。

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by Izanagi_the_4th | 2011-11-28 21:29 | 標本

マメダルマとガムシ

 今更ながら、以前マメダルマと勘違いして記事にしてしまったガムシ君を紹介しておきます。

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 きちんと同定していないのでよく判りませんが、保育社の原色日本甲虫図鑑Ⅱのプレートと解説を見た限りではセマルケシガムシあたりかなぁと。体長は2mmないくらいだし、獣フンに多いって書いてあるし…。

 ちなみに採集した3頭は、ちゃんとマウントして標本箱の片隅に並べてあります。

 そしてこちらは後日採集したマメダルマコガネ。

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 マメダルマは体長が3mm位あるだけあって、この2つを並べてみるとマメダルマが非常に大きく見えます。

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 ちなみにマメダルマは2頭採ったのですが、初採集ということもあって、「壊さないように…」とビビりながら展脚したため2頭とも頭が下を向いてしまっています。この先追加を採った際には、ちゃんと頭の2つの突起が見えるように標本にせねば…。
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by Izanagi_the_4th | 2008-08-18 10:37 | 標本
 会社の常夜灯の側を通った際、灯火の下にある古いクモの巣に、赤茶色い小さな甲虫がひっかかって死んでいました。

 そっとクモの巣からはがすと、なんとケシマグソ(セマル?)! おお……。今まで会社周辺(埋め立て地)ではフン虫の棲息が全く確認出来ず、過去、エンマコガネの上半身だけの死骸を1頭拾ったことがあるだけでしたが、やっとフン虫に出会えた…。

 しかし、何故にケシマグソ? ここには芝生も砂浜もないというのに…。ともかく持ち帰って展脚し、まとわりついているクモの糸を取って同定しよう。しかし、あれだけ海に通って採れなかった虫が、よもやこのような場所で簡単に採れるとは…。フン虫に興味を持ち出してから早4年。以来、敷地内の外灯の下などはかなり気をつけて見ていたのですが、今まで出会えなかったのも不思議と言えば不思議です。

 …と、ここまでは実は7月3日の夜のことでした。死骸は干からびていたので、帰宅してから軟化させ、4日の夜に裏展脚を済ませました。しかしこの際、軟化し過ぎたためか、死骸は頭部、上半身、 下半身と3分割されてしまいました。これ自体はまあ個人的によくあることですし、最近は破損した標本の修理にも少し自信をつけていたので、乾燥したらボンドで直せばいいや…と考えていました。

 数日経ち、十分に乾燥したのを見計らって修正することにしました。このケシマグソを採集した場所は埋立地で、その昆虫層を地元の愛好家の方が精力的に調査されていますが、フン虫の記録は何もなかったはず。標本が出来上がって同定作業が終わったら地元研究会の会誌に報告しようかな……と思っていました。

 粘着シートから死骸のパーツを外していて、上半身をピンセットでつまみあげた際、ポロっと落下させてしまいました。慌てて行方を探しましたが、ない、ない、ない! 作業をしていたテーブルの下、絨毯の上、その他考えられるあらゆる場所を2時間あまり探しましたが見つかりません。ガーン……。

 翌日も嫁と一緒に範囲を広げて探しましたが結局見つからず…。頭部がないとか下半身がないとかならまだしも、一番大事な前胸背板のある上半身だけないとは、なんとも情けない標本になってしまいました……。

 同定はまだしていませんが、これを発表しようかどうかは悩むところです(笑)。
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by Izanagi_the_4th | 2007-07-13 11:02 | 標本

標本修正

 コガネムシを始めるまでは、自分で作った標本で一番小さな昆虫と言うとネブトクワガタでした。

 今から思えば、小さな個体でも15mm程度はあるネブトクワガタの展脚は、虫体の丈夫さもあって楽だったと思うのですが、それでもやはり当時はそれなりに四苦八苦しながら展脚していたのを思い出します(生き虫屋だったので標本自体あまり作っていませんでしたし)。

 フン虫をやり始めた頃は、そのネブトとは比べものにならないくらい展脚に苦労しました。何しろ最初に展脚に挑んだのが体長わずか6、7mmのセマダラマグソコガネ。ネブトなど20mmクラスの虫しかやったことのない状態から一気に半分以下の大きさの虫になったわけですからそりゃ大変です。そして何より、虫体がもろい!(これはやはり摂食している物があまり栄養のない物だからですかね?)

 初挑戦したセマダラがどうなったかは「蟲のイドコロ」を参照して頂くとして、色々な諸先輩方に小型フン虫の展脚方法をアドバイスして頂き、展脚方法が解るようになるまでというのは、展脚は苦痛な作業でしかありませんでした。

 なので、その時期に作った標本というのは、脚は揃わずフセツも飛び、見るも無残な状態でマウントされている標本ばかりです。それらを、時間を見つけて少しずつ直していくことにしました。

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 まず今回取り掛かったのは、思い入れのあるコブマルエンマ♀3頭の標本。何故思い入れがあるのかというのは話すと長くなるのでそれはまた別の機会に書くとしまして、ともかく標本を台紙からはがし熱湯で軟化させます。この3頭は、採集した時から前脚がなかったり最初にマウントした際にフセツが欠けたりしたりしているのですが、いずれも前脚の基節が下向きになってがっちり固まってしまっていて何ともみっともない標本です。一番大変な修正ですが、2日がかりで何度も軟化させたり針で関節をつついたりして何とか修正。残りの脚や触角も、出来る範囲で何とか整えることが出来ました。

 その後3日ほど乾燥させ、本日無事再マウントすることが出来ました。全然完璧ではありませんが、現在の自分の力ではこれが限界。前よりは随分マシになりましたが、また何年かしたら気に入らなくて直すことになったりするんだろうな~。
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by Izanagi_the_4th | 2007-03-31 23:33 | 標本

同定マチガイ

 展脚してあった前回の記事で書いた奈良産チャグロマグソコガネと、先日豊川市で採集してきたミゾムネマグソコガネ(の一部)などのマウント作業を行いました。
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 夜勤帰りの眠い目をこすりながらの作業でしたが、1頭1頭台紙に貼り付けて、そのそれぞれにラベルを付け完成した標本が箱に並んで行くのは何とも充実感のある楽しい作業です。

 箱に並べる前に、一応全ての標本をルーペで覗いていたのですが、やはりチャグロとミゾムネは一見非常に似ていて判りづらいです。

 気になったので、既に箱に並んでいる「チャグロ」のラベルの付いた標本も念のため見てみると、うっ……なんかミゾがある標本が幾つかある……(笑)。

 奈良の時はまだミゾムネの実物を見たことがなかったので、それらしき個体は全て「チャグロ」と断定していたのですが、実際に地元でミゾムネと判る個体を沢山採ってミゾムネの特徴も多少分判るようになってきたためか、今回奈良の戦利品の中に2頭ミゾムネが混じっていたことがこうして発覚しました。慌ててラベルを作り直して付けましたが、こういうことがあると「自分も多少成長したなぁ」と嬉しく思う反面、他の標本にも同定間違いがあるんだろうなぁ…と不安になります(というか絶対間違っているものがあるはず)。

 …やはり小遣いを貯めてビノを買わねばならんようです。
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by Izanagi_the_4th | 2007-03-08 11:32 | 標本
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 昨年末に奈良で採集してきたセマダラマグソコガネです(左の個体/右はオビモン)。

 採集した時の模様は当日の採集記に書きましたが、奈良公園の深い森の中でネグロマグソやチャグロマグソ達と一緒に入っていました。最初出てきた時は「おおっ、オビモンの超大型個体だ!」と喜んだものの、よーく見ると何か見た事があるような雰囲気……。どうもセマダラっぽい…。同行して頂いていたチャッピーさんに見てもらおうと思い、タッパーからこの個体を取り出した時、誤って足元に落としてしまい、落葉とシカフンで埋め尽くされた地面を2人で目を皿のようにして探したのを覚えています(笑)。

 見てもらったところやはりセマダラっぽいとのことで、「公園外には普通にいるけど、森林内で見つかるのは珍しい」とのことだったので、記念に持ち帰ってきました。

 標本にするため裏展脚してしばらく乾燥(放置)しておいたら、頭が下がって固まってしまい上翅も少し開いてしまいました(汗)。また下手にいじると壊しそうなので、結局このままマウントしましたが、詰めが甘かったなぁ……と反省。
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 セマダラ自体はどこにでもいる普通種とのことですが、実は自分の箱に入ったのはこの個体で2頭目。地元ではこの時期でもタダマグソばかりでセマダラの姿が見られないんですが……(1頭採れたのが今では奇跡のような)。まっ、探し方が悪いんでしょうけども。

 でもまあ、2頭目の採集品が奈良公園の森の中で採れた個体というのも、ちょっと変わっていて面白いかなと思って気に入っております。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-23 13:38 | 標本
 サイトのトップ画像として半年以上ずっと使っているムネアカセンチコガネの♀。これを採った時の採集記をご覧頂くと分かるのですが、この時、この♀を拾った外灯下で♂の死骸も拾っています。

 この♂がどういう状況で死んだのか分かりませんが、まだ死骸が新鮮で、上翅の片方がなくなっていたことを考えると、外灯下を飛翔中に車に接触して死んだのかな~とも思います。

 自分がこの死骸を見つけた時は、ちょうどアリがポツポツとたかり始めていた時だったので、慌ててアリを払い落としました。手に取って見ると、上翅の欠損以外にほとんど外傷はなかったので、生体の♀と共にこの死骸も持ち帰りました。何せ初めて採ったムネアカセンチでしたから、上翅がないB品の死骸とは言え、こうしてペアで採れたのが嬉しかったのです。

 その上翅のない♂の死骸は、今はこの日一緒に採ったムネアカセンチの♀やセスジカクマグソ達の標本と一緒に同じ箱に並んでいます。そしてこの上翅のないムネアカセンチの標本を見る度に、今でもあの涼しくて空気の澄んだ小雨の降る静寂の山奥で外灯巡りをした楽しい採集のことを思い出すのです。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-11 23:25 | 標本

標本作り

 注文していた台紙が届いたので、ようやくたまっていた標本作りを行うことが出来ました。

 結局台紙はチャッピーさんのアドバイスもあって四角台紙に変更しました。確かに、三角台紙ですと標本箱の中身を整理したりする時に台紙から飛び出ている部分が隣の台紙に当たったりして標本が破損することが多かったので、安定性・安全面からすると四角台紙の方が良いですね。チャッピーさんには他にもいろいろ台紙についてご助言を頂きました。ありがとうございます。

 さて、マウントする前に展脚したあった標本を改めて見てみると、やっぱりまだまだ雑だなぁと思いました(笑)。幾つかはうまく出来ているものもあるのですが、前脚が下がっていたり後脚の左右のバランスがバラバラだったり…と、出来がイマイチなものもあります。軟化がうまく出来ずほとんど展脚出来なかったものもあるし…。まあでも、これが現時点での自分の実力…と納得し、これらはこのまま標本にすることにしました。昨年作った標本に比べたら全然いい出来です。

 今回は他にも購入した物や頂いた物なども一緒にマウントしたのですが、やはり台紙に乗せる時が一番緊張します。自分は精密ツイーザーをまだ持っていないので普通のピンセットで標本を摘んで台紙に乗せているのですが、エンマコガネやセンチコガネの仲間などはこのピンセットで十分なものの、奈良で採ったオビモンマグソやネグロマグソなどの小さな種や、頂き物のウエノマルマグソコガネ(極小!)などは普通のピンセットなんかで摘もうものなら脚も一緒に挟んでボロボロにしてしまいそうなので、このサイズの虫は濡らした筆にくっつけて持ち上げています。標本が落ちることもほとんどないですし、個人的にはこれが一番安心なやり方です。
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 こうして台紙貼りが無事終わり、印刷したラベルをカットして付けて、無事標本完成です。「ただの死骸」が、ラベルを付けマウントすることによって「標本」になるこの作業はとても楽しい作業です。

 あ、今回は自分にしては珍しく、マウント中に標本を破損させることなく出来ました(笑)。

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by Izanagi_the_4th | 2007-02-09 22:10 | 標本