フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

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 昨年末に奈良で採集してきたセマダラマグソコガネです(左の個体/右はオビモン)。

 採集した時の模様は当日の採集記に書きましたが、奈良公園の深い森の中でネグロマグソやチャグロマグソ達と一緒に入っていました。最初出てきた時は「おおっ、オビモンの超大型個体だ!」と喜んだものの、よーく見ると何か見た事があるような雰囲気……。どうもセマダラっぽい…。同行して頂いていたチャッピーさんに見てもらおうと思い、タッパーからこの個体を取り出した時、誤って足元に落としてしまい、落葉とシカフンで埋め尽くされた地面を2人で目を皿のようにして探したのを覚えています(笑)。

 見てもらったところやはりセマダラっぽいとのことで、「公園外には普通にいるけど、森林内で見つかるのは珍しい」とのことだったので、記念に持ち帰ってきました。

 標本にするため裏展脚してしばらく乾燥(放置)しておいたら、頭が下がって固まってしまい上翅も少し開いてしまいました(汗)。また下手にいじると壊しそうなので、結局このままマウントしましたが、詰めが甘かったなぁ……と反省。
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 セマダラ自体はどこにでもいる普通種とのことですが、実は自分の箱に入ったのはこの個体で2頭目。地元ではこの時期でもタダマグソばかりでセマダラの姿が見られないんですが……(1頭採れたのが今では奇跡のような)。まっ、探し方が悪いんでしょうけども。

 でもまあ、2頭目の採集品が奈良公園の森の中で採れた個体というのも、ちょっと変わっていて面白いかなと思って気に入っております。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-23 13:38 | 標本

Revenger...?

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 夜勤の仕事が終わって、前回冬物マグソの調査(とネブト採集の下調べ)をした愛知県豊川市のポイントへまたもや行って来ました。

 前回は、採集記にも書いた通り、2時間弱の採集でミゾムネマグソコガネ1頭だけというお粗末な結果でしたが、今回は20頭あまり見つけることが出来、何とかリベンジすることが出来ました(採集記はまた後日サイトの方にアップします)。

 うち7、8頭を持ち帰って来ましたが、多分採れたのはミゾムネ(かチャグロ?)だと思います。また近日中に同定してみたいと思います。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-20 11:50 | 採集

カドマルが好き

 「未だ見たことのないエンマコガネというものを採ってみよう」と思って採りに行って初めて採ったのが、カドマルエンマコガネ(の♀。2004年11月採集)。どこにでもいる普通種ですが、初めて採った種だけに結構思い入れがあり、今でも好きな虫の1つです。
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 このカドマル♀を見た時、子供の頃から見慣れていた食葉性コガネとは一味違ったその立体的な造形美に心を打たれ、家に帰ってからもこの個体を観察したり写真を撮ったり眺めたりしたものでした(今回の写真は全てこの個体の写真です)。

 採ったのが11月だったのでそろそろ寒くなってくる頃でしたが、毎日元気にタッパーの中で活動しているこのカドマルを見ていたら次第に情が出てきてしまって、〆ることも出来ず、結局翌年の夏頃まで「飼育」してしまったのを覚えています。2005年5月に再び奈良公園を訪れた時も、ナガスネエンマらと共に石の下でひっそり鎮座していたカドマルの姿は鮮明に覚えています(この時初めてカドマルの♂を採り、♀よりさらに立派なその造形美に心を打たれたものです)。
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 夏の夜によく外灯巡りに行く愛知県新城市の山奥や牧場付近の外灯にもカドマルエンマが飛来していることが多々あります。もしカドマルが普通種でなければ、その大きさや造形美からしてきっと人気種になったと思うのですが、いかんせん至る所で見つかるので採集の対象としてはあまり有り難味がありません(笑)。でも、飛来してきたカドマルを手に取って見てみるとやっぱりその姿に改めて惚れ惚れします。

 闇夜を背景に、外灯に照らされるカドマルの造形美……。ああ、何とも言えません(笑)。

 今年の夏も、そんな光景に出会えることを楽しみにしています。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-19 12:57 | コガネムシ
 サイトのトップ画像として半年以上ずっと使っているムネアカセンチコガネの♀。これを採った時の採集記をご覧頂くと分かるのですが、この時、この♀を拾った外灯下で♂の死骸も拾っています。

 この♂がどういう状況で死んだのか分かりませんが、まだ死骸が新鮮で、上翅の片方がなくなっていたことを考えると、外灯下を飛翔中に車に接触して死んだのかな~とも思います。

 自分がこの死骸を見つけた時は、ちょうどアリがポツポツとたかり始めていた時だったので、慌ててアリを払い落としました。手に取って見ると、上翅の欠損以外にほとんど外傷はなかったので、生体の♀と共にこの死骸も持ち帰りました。何せ初めて採ったムネアカセンチでしたから、上翅がないB品の死骸とは言え、こうしてペアで採れたのが嬉しかったのです。

 その上翅のない♂の死骸は、今はこの日一緒に採ったムネアカセンチの♀やセスジカクマグソ達の標本と一緒に同じ箱に並んでいます。そしてこの上翅のないムネアカセンチの標本を見る度に、今でもあの涼しくて空気の澄んだ小雨の降る静寂の山奥で外灯巡りをした楽しい採集のことを思い出すのです。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-11 23:25 | 標本

標本作り

 注文していた台紙が届いたので、ようやくたまっていた標本作りを行うことが出来ました。

 結局台紙はチャッピーさんのアドバイスもあって四角台紙に変更しました。確かに、三角台紙ですと標本箱の中身を整理したりする時に台紙から飛び出ている部分が隣の台紙に当たったりして標本が破損することが多かったので、安定性・安全面からすると四角台紙の方が良いですね。チャッピーさんには他にもいろいろ台紙についてご助言を頂きました。ありがとうございます。

 さて、マウントする前に展脚したあった標本を改めて見てみると、やっぱりまだまだ雑だなぁと思いました(笑)。幾つかはうまく出来ているものもあるのですが、前脚が下がっていたり後脚の左右のバランスがバラバラだったり…と、出来がイマイチなものもあります。軟化がうまく出来ずほとんど展脚出来なかったものもあるし…。まあでも、これが現時点での自分の実力…と納得し、これらはこのまま標本にすることにしました。昨年作った標本に比べたら全然いい出来です。

 今回は他にも購入した物や頂いた物なども一緒にマウントしたのですが、やはり台紙に乗せる時が一番緊張します。自分は精密ツイーザーをまだ持っていないので普通のピンセットで標本を摘んで台紙に乗せているのですが、エンマコガネやセンチコガネの仲間などはこのピンセットで十分なものの、奈良で採ったオビモンマグソやネグロマグソなどの小さな種や、頂き物のウエノマルマグソコガネ(極小!)などは普通のピンセットなんかで摘もうものなら脚も一緒に挟んでボロボロにしてしまいそうなので、このサイズの虫は濡らした筆にくっつけて持ち上げています。標本が落ちることもほとんどないですし、個人的にはこれが一番安心なやり方です。
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 こうして台紙貼りが無事終わり、印刷したラベルをカットして付けて、無事標本完成です。「ただの死骸」が、ラベルを付けマウントすることによって「標本」になるこの作業はとても楽しい作業です。

 あ、今回は自分にしては珍しく、マウント中に標本を破損させることなく出来ました(笑)。

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by Izanagi_the_4th | 2007-02-09 22:10 | 標本

Work, sleep or insect

 1週間ほど更新が滞ってしまいました。サイトで1週間更新が滞るのは日常茶飯事だったのですが、ブログで1週間空くとなると妙に「更新しなくては…」という強迫観念に駆られるのは何故でしょうか(笑)。

 そんなわけで、これといってネタもないのですが、強迫観念で何とか記事を書きたいと思います。

 前回お伝えした通り、昨年までの採集品の整理もほぼ終わり、現在は注文中の台紙の到着を待っている状態なのですが、年末からずっと虫を整理したり写真を撮ったり採集に行ったり…と虫と過ごす時間があったのに、ここ1週間はぽっかりとそれがなくなって何だか物足りません。奈良での採集品も、1日1頭とか決めて、もっとじっくり時間をかけて展脚すれば良かったなーとか今さらながら思っております。

 あ、そうだ。今週は夜勤なんですが、通常その週の月曜の夜から始まり、土曜の朝に終わる5直勤務なのですが、今週は特殊で1日早く日曜の夜から入っているので、金曜の朝には5直終わって夜勤が明けます。なので、金曜は朝仕事が終われば1日フリータイムとなるので、その時間を利用して、先日偶然シカフンを見つけた豊川市のネブトポイントへ冬物マグソの調査に行くつもりでいます。この地は地元昆虫研究会で調査もされているのですが、他の虫ばかりが対象でフン虫については何も報告がないので、何が出て来るか今から楽しみです。恐らく県内で報告のある既知種ばかりとは思いますが、眠気と戦いながら頑張って地元の冬物マグソを探して来ます。

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by Izanagi_the_4th | 2007-02-07 11:37 | コガネムシ