フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

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 六本脚様のところで委託販売されていた「三河本宮山昆虫誌」(三河昆虫研究会編)は無事完売となったようです。

 先日届いた会の会員向けの連絡紙によれば、同書の発行者であるT氏の手元にはまだ若干のストックがあり、先着順に販売されているそうです。もしまだ同誌をお求めの方がいらっしゃいましたら、T氏に問い合わせてみますので、私にメールを下さい(8月23日追記:この記事をご覧になっての同書の探求のご依頼、ありがとうございました。昨日時点で発行者のT氏の手元の在庫もあと2部しかないそうなので、これをもちましてこのブログでの同書の受付は終了させて頂きます。ありがとうございました)。

 さて、話はかわって昨年ここに載せたブリードのヨナグニネブトクワガタ(下写真)。
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 彼らはその後無事産卵し、子どもを遺してくれました(というか、飼育ケースにそのまま全部放り込んでおいたら勝手に増えていました・笑)。

 しかし、今年は温度管理等何もしなかったためか、この子たちの羽化時期は見事にバラバラで、春先に羽化したもの(♀ばかり)はもう死んでしまい、それとは別に最近羽化したばかりの個体やまだ幼虫の状態のものもいて、今年のブリードはなかなか難儀しそうです。

 今日羽化を確認した個体は、体長1.5㎝以下の極小個体。このクラスになると体全体が極端に赤くなり、何だか別のクワガタみたいです。しかし、こんなサイズでもヨナグニネブト特有の先端の尖った大アゴは健在で微笑ましいです。
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 以前から飼っていたオキナワコクワ(先日記事にした購入品とは別の個体)も♀が今朝死んでしまっていましたし、下手するとクワガタのブリードも今年で全て終わってしまうかもしれません…(笑)。
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by Izanagi_the_4th | 2008-08-21 12:58 | クワガタ

マメダルマとガムシ

 今更ながら、以前マメダルマと勘違いして記事にしてしまったガムシ君を紹介しておきます。

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 きちんと同定していないのでよく判りませんが、保育社の原色日本甲虫図鑑Ⅱのプレートと解説を見た限りではセマルケシガムシあたりかなぁと。体長は2mmないくらいだし、獣フンに多いって書いてあるし…。

 ちなみに採集した3頭は、ちゃんとマウントして標本箱の片隅に並べてあります。

 そしてこちらは後日採集したマメダルマコガネ。

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 マメダルマは体長が3mm位あるだけあって、この2つを並べてみるとマメダルマが非常に大きく見えます。

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 ちなみにマメダルマは2頭採ったのですが、初採集ということもあって、「壊さないように…」とビビりながら展脚したため2頭とも頭が下を向いてしまっています。この先追加を採った際には、ちゃんと頭の2つの突起が見えるように標本にせねば…。
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by Izanagi_the_4th | 2008-08-18 10:37 | 標本
 ええと、タイトルとは違う話題からですが、今日は地元のクワガタショップ「ホビー倶楽部」に行ってきました。

 この日の目的は、最近オオクワガタ飼育を始めたBさんとクワガタの飼育用品を買うためでしたが、オキナワコクワガタが売られているのを見て衝動買いしてしまいました(笑)。

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 オキナワコクワは昔から好きなクワガタで、6~7年ほど前に知り合いに貰ってからしぶとく累代飼育してるんですよね。現在3代目。貰った個体がF3だったので、現在F5ということになります。現在は1ペアしか飼っていませんが、さすがにそろそろ新しい血を入れた方が良いだろう…と思っていたところだったので、ペアで1850円で売られていたのを見てついつい手が出てしまいました(他にもゼリーや産卵木を購入)。

 オキナワコクワというとゼリーを与えてもほとんど食べないし生きているのか死んでいるのか分からないくらい活動の形跡が見られないクワガタですが、成虫で3年くらいは生きるので地味~に飼育していて楽しい虫です。「とりあえず次代が残ればいいや」くらいに適当に飼育しているので今まで幼虫を沢山得た実績はありませんが、ホビー倶楽部のオーナーによるとちゃんと世話をしていれば沢山産むとの事。今年は少し本腰入れて飼育してみようかな。

 その時は他にお客さんがいなかったこともあり、Bさんも交えて色々な虫談義。最初はクワガタの話がメインでしたが、そのうちオーナーが「フン虫も好きなんだよね」と言ったのでそこに自分が食いつき(笑)、コガネムシの話へ。お店は住宅街の真ん中にあるんですが、夜9時まで営業しているためか店の明かりに色々な虫が飛んでくるらしく、その中にフン虫もいるということで、そこで拾ったフン虫を見せてもらいました。すると、容器に入れられたカドマルエンマ、コブマルエンマ(って明かりに来ましたっけ?)の死骸に混じって、1頭だけ大きなエンマコガネの死骸が……ミ、ミツノエンマだ!

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 ちなみに↑の写真は昨年隣町で採集したミツノエンマです。

 いやいやいや、ミツノエンマ、いたんだ、ここに…。ホビー倶楽部は自分の地元なんですが、以前も書いたように過去この町にはミツノエンマコガネの記録はあるものの、それはもう30年も前の記録ばかりで、自分が子供の頃(20年くらい前)と比べても宅地化が進み自然がほとんどなくなったこの町に、大型種であるミツノエンマはもういないだろう…と思っていたんです。でも、まだ生き続けていた。目の前にミツノエンマの死骸が確かにある!

 このお店の建っている場所にしても、住宅地の真ん中で、畑や空き地は多少あるものの、決して「自然がある」と言える場所ではありません。この近所に住む虫屋の大先輩のTさんも、「昔(30年くらい前か)はこの辺りも家はあまりなかったから家の明かりにミツノエンマが来た」とおっしゃっていましたが、その頃いたミツノエンマが今もたくましく生き続けていることに感動しつつ、やはり地元産ということで自分も採りたい…という衝動に駆られて、その時はもう頭の中がミツノエンマ一色でした(笑)。

 ちなみにオーナーはこのミツノエンマを飼育していたらしく、その時はクワガタ用のゼリーを与えていたらしいですが、ミツノエンマはゼリーを容器ごと土中に引きずり込み食べていたそうです。ゼリーも食べるんやなぁ、ミツノ…。そういう雑食性だからこそこんな住宅街でも生き抜けるのかもしれません。あと、この辺りは野良猫が非常に多いのもミツノエンマがいることに関係あるのでは、とおっしゃっていました。

 …ミツノエンマ、今年こそ地元産を採りたいものです。
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by Izanagi_the_4th | 2008-08-15 01:39 | 虫屋

今度こそマメダルマ

 自分は前回の記事で「8月は暑いので9月になったらマメダルマに再挑戦する」なんてのんきなことを書いてますが、羊さんにマメダルマの生息環境、採集方法などをレクチャーして頂いたら、いてもたってもいられなくなり、一昨日トラップ素材(酢酸)を調達、昨日ピットホールトラップ(以下PT)設置、そして今朝、回収に行き、今度はちゃんと本物のマメダルマコガネを採ってきました。

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 PTを仕掛けた場所は子供の頃からクワガタ採集などで何度も通っている豊川市の小さな山。羊さんに私信でマメダルマの生息環境を色々と伺っているうちに、当初トラップ設置を予定していた近くの河川敷よりこの山の方が環境が適しているのではないかと思い、急遽場所を変更。そして昨日の昼にトラップを仕掛けに行ったのですが、何しろ暑い上に蚊の猛襲に合い、トラップを30個くらい仕掛けるつもりが10個でギブアップ。虫除けスプレー、全然役に立ちません(笑)。

 そして今朝回収に行ってきました。仕掛けた場所はこの時期クワガタ採集で人が沢山来るポイント付近だったので、幾つかはいたずらされたり破却されたりしているんじゃないかと思いましたが、全て無事でした。1つ1つ見ていくと、何やら小さな黒い甲虫が幾つか落ちていましたが、この場では何なのか分からないのでとりあえず全て回収。以前ここで鶏がらのPTを仕掛けた際にはミカワオサ(だと思う)やゴミムシなどが結構入っていたので大きな甲虫も落ちてるかな~と思ってましたが、今回これらは皆無で、センチコガネが1頭落ちているだけでした(この山で採るのは初めてなのでこれも嬉しい)。

 トラップの性質上、長い期間置いておけばそれだけ目当ての虫が入る可能性は高くなるわけですが、とりあえず今日以外は仕事の都合もありいつ回収に来れるか分からないので、無益な殺生を避けるために一応トラップは全て回収しました。

 連日の蚊の猛襲に辟易しながら車に戻り、回収した小さな黒い甲虫をルーペで見てみると……

「……おお、今度こそマメダルマコガネ……っぽいけど…なぁ…。どうかなぁ…」

 とイマイチ確信が持てません(笑)。何しろ前回の失敗がありますから…。なので家に帰ってから顕微鏡で覗いて図鑑と照らし合わせて、まず間違いないという確信を持ってから、更に拡大写真を撮ってそれを羊さんに送って見て頂いて、「当たりです」のお言葉を頂いた上でこれを書いています(笑)。

 …持ち帰った黒い小さな甲虫のうち、マメダルマは2頭で、あとはガムシ、エンマムシ、ハムシの仲間でした。2頭だけですが、今回こうしてようやくマメダルマを採ることが出来、胸のつかえが取れました。

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 前回「マメダルマ採りました」と記事を書いて、その数日後にそれがガムシだと判った時は、ほんとに穴があったら入りたい気分でした。恥ずかしいのでいっそのことガムシだったことはこのまま内緒にしておこうかという変な考えも起こしましたが、恥を忍んで(?)訂正の記事を書いたおかげで羊さんが救いの手を差し伸べて下さり、今回こうして本物のマメダルマを採集することが出来たのですから、結果的には良かったです。生息環境、採集方法、はたまた最後には同定までして頂いた羊さんには本当に感謝しています。改めまして、ありがとうございました。次は前回失敗した本宮山で、テンの落し物から採集してみたいと思います(^^)

 とりあえず、この地元の山にマメダルマが生息していることは分かったので、もう少し涼しい時期になったら、またまとまった採集調査をしてみようと思います。

 普通種と言われるマメダルマですが、今日採ったこの2頭の標本は、この先何年経っても忘れられない思い出の標本になりそうです。
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by Izanagi_the_4th | 2008-08-02 14:05 | 採集