フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

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コブナシコブスジ×50

 以前、自身初のコブナシコブスジコガネを灯火にて採集したことを書きました。

 あの時採集した個体は、自分の宝物の1つとして標本にして大切に保管してありますが、先日、とある方から飼育で増えたというコブナシ(親虫は前年採集)を頂きました。その数、なんと50数頭! 最初、届いた小さなフィルムケースを見たときは、まさかこんなに沢山入っているとは思いもしませんでした(笑)。

 私の希望で〆た状態で頂いたので、注文していた台紙が届くのを待ってマウントしましたが、さすがに50頭も揃うと壮観です。我が家に1頭しかなかった貴重な標本が、一気に50倍になりました…(笑)。
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 採集品と飼育品の価値の違いというものは解っているつもりですが、それでもやはり貴重な虫の標本だけに大切に保管したいと思っています。

 ちなみにこれを送って頂いた方のお宅では、現在もコブナシが繁殖中とか…。普通にそのまま飼育したら、一体何頭まで増えるのでしょうか…(^^;

 
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by Izanagi_the_4th | 2010-08-31 23:34 | コガネムシ

オオセンチ採れず…

 惨敗でした!

 昨日、オオセンチの新成虫とマルツヤマグソ狙いで2年ぶりに岡崎のMt.Hに行ってきましたが、時期が悪かったのか狙っていたオオセンチは1頭も採れませんでした…。マルツヤマグソも3頭のみ…。その他、いつもはいくらでも出てくるゴホンダイコクやカドマルエンマも皆無で、何だか完全にタイミングを外した感じです。

 久々の来訪だったのでこの日を楽しみにしていたのですが、連日の暑さのせいか状態の良いシカの落とし物がほとんど見つからない状態。というかそもそも落とし物自体が少なく、いつも大量のマルツヤマグソを得られる秘蔵ポイントでは何と落とし物皆無という状況。さらに、いつもは奈良公園並に落とし物が散らばっている山頂付近にも今日は落とし物が少なく、何となく自分の来ていなかったこの2年間の間にシカの活動エリアが随分変わってしまったような印象でした。 
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 汗だくになりながら山頂付近を歩き回り、砂利の上で車に轢かれてペチャンコになって干からびかけていたシカの落とし物×2箇所からなんとかツノコガネ、マエカドコエンマ、マルツヤマグソを数頭ずつ見つけ出したものの、結局それがこの日1日の成果でした。惨敗ではありますが、思い入れのあるフン虫の1つであるツノコガネを見つけた時はやっぱり心が踊りました。普通種でも好きな虫はやっぱり好きなんです。
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 帰り際、車に向かって歩いていると、後ろからブーンと小さな羽音。そしてそのまま自分の横をすり抜けて飛んでいったのは、西陽を浴びてきれいに輝くオオセンチ…。くっ、いるじゃんかよ…。悠々と飛び去っていくその後ろ姿は、「ふん、ヘボめ!」と嘲笑っているようでした。

 …今回この山にオオセンチとマルツヤマグソを狙って訪れたのは、この2種を前々から虫仲間(というか皆大先輩ですが)の方たちに「採ったら送ります」と約束していたからでした。一番長い方でもう3年も待たせてしまっています…(汗)。オオセンチは贈り物にするようなピカピカの個体がなかなか採れず、マルツヤマグソは爆発的に採れた2007年以来まとまった数が採れず…でなかなか皆さんに送れるだけの数が集まらないのです。

 「そういえば前にイザナギが送ってくれるって言ってたなあ…」と心当たりのある皆様、すみません。数が揃い次第順次お送りしますので…。

 最後に1枚。採集中に見つけた、旅の途中で息絶えたアサギマダラの亡骸。何だか切ないですね…。
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by Izanagi_the_4th | 2010-08-28 11:25 | 採集

おかざき大昆虫展

 盆休み最後の今日、子どもを連れて出かけた帰りに、今岡崎市で行われている「おかざき大昆虫展」に行ってきました。
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 これは自分の所属する三河昆虫研究会の会長・H先生や副会長のTさんらが中心になって行っている昆虫展で、今年で3回目。毎年見に行こう行こうと思いながらも盆休みは何だかんだで毎日忙しく行けずにいましたが、今年ようやく行くことが出来ました。
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 各種標本の他、水生昆虫の生体も多く展示されており、自分の子どもも来ていた子どもも真剣に見入っていました。

 個人的に自分が一番惹かれたのは、Tさんの出品していたフン虫の標本で、今から30年以上前の採集ラベルのついたミツノエンマコガネ(当時御津町、現・豊川市産)と、同時期に小坂井町(現・豊川市)で採集されたヨツボシマグソコガネの標本でした。
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 両種とも、Tさんが三河昆虫研究会の会誌に載せた記録でその存在は知っていたのですが、実物を見ることが出来たのは感激でした。

 というのも、ミツノの採集地はまさに今自分が鳥のDORを仕掛けたりクロツツマグソを探したりしているU山で、記録によれば麓の灯火で採集されたとのことです。この山の灯火は自分も長年にわたって見ていますが、一度もミツノを見た記憶はありません。生息域を広げていると言われるミツノですが、果たして開発の進んだ今のU山のような場所の周辺にミツノが今も生息しているのかどうかは疑問なので、時代の生き証人的な意味を持つこのミツノの標本は貴重な物だと思われます。

 もう一方のヨツボシマグソは旧・小坂井町産ですが、小坂井町で自分が数年前からフン虫調査を始めて、結局豊川市との合併までに生息を確認出来なかったフン虫の1つです。
 
 以前うかがったTさんのお話によれば、Tさんが採集されたフン虫のほとんどは灯火に飛来したもので、このヨツボシも確か当時の自宅の灯りに飛来したものだと聞いた覚えがあります。

 この20年ほどで急速に宅地化が進んだ旧・小坂井エリアでは、今もヨツボシマグソが生息している可能性はかなり低くなっていると自分は見ています。そういう意味では、これも貴重な標本です(自分の知る限り、小坂井町でのヨツボシマグソの記録はT氏のこの記録のみ)。

 小坂井町の調査は、自分の地元ということもあって自分もかなり熱心に取り組んでいたのですが、今年2月の豊川市との合併で、「今後小坂井エリアでフン虫を採ってもラベルは“豊川市”になっちゃうんだよな…」と思ったら、急激に調査の意欲が萎えてしまいました(苦笑)。ヨツボシマグソ、ムネアカセンチ、マルエンマ(これは無理か…)、コブスジコガネの一種……20~30年前に小坂井町で記録のあったこれらの種が今でも生息しているのか、調べてみたいという気持ちはあるのですが……。

 まあ、とりあえず今はU山のフン虫の数を増やすのを第一にやっていきたいと思います。あとは昨年ようやく出会えたミツノの調査も、また9月頃からぼちぼちとやっていきたいと思います。
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by Izanagi_the_4th | 2010-08-16 00:01 | 虫屋