足掛け3年…
2009年 09月 22日
思えば2007年から春・夏・秋といろいろなところにトラップを仕掛けてきましたが、30年ほど前に幾つかあるA町での過去の記録はすべて灯火採集によるもので、採集場所が全く不明であったため、まずはポイントを絞るところから始めたので結構苦労しました。
2007年から続けてきたこの調査でしたが、さすがに毎回Nullだとやる気も次第に萎えて来ます。今回はペットボトルトラップを3箇所に計6基セットしたんですが、嫁にも「今回ダメだったら俺きっと虫の才能ないんやわ」「もう虫やめようかな…」なんて弱音を吐いていたんですが、セットした3箇所のうち一番どうでも良さそうな場所にセットしたペットボトルに入ってました、ミツノ様が。最初容器の中を覗き込んだ時に、頭部に立派な2本のツノのあるあの姿を発見した時には冗談でなく「うおおお…」と声が出てしまいました。500mlのペットボトルに計3頭入っていましたが、最初に見つけたこの1頭は、非常に大きな個体で感動も倍増でした。
結局今回の6基の中ではこの1基だけでしか採れなかったのですが、小さな川の近くの田んぼのあぜ道のような場所での採集でした。まあ昨年知り合いの方が住宅地の灯火で採集されているので、一般的な生息地とされる菜園のある河川敷(そんな環境はA町にはないですけどね)だけでなく、割と幅広い範囲に生息しているのだろう…とは思っていましたが、とりあえず採れて良かったです。A町合併前の最後の夏(秋?)に、無事A町産ラベルのミツノを採ることが出来ました。
念願の地元産ミツノを採り、喜び勇んで帰る時、車内でこの一番大きな個体が脱走してしまい、それに気づかず足で踏み潰してしまいました………(涙/下写真参照)。なんとかある程度は復元出来たので標本にするつもりでいますが、なんとも後味の悪い結末でした……。
汚れを水で洗ったので水滴がついて見にくいですが、前胸板が割れてしまっています…。
立派なツノのある個体だったのに勿体無いことをしました…。
…ともあれ、上記したように、文献上の記録としてはA町からのミツノエンマの記録は30年ぶりくらいになるので、もしA町のフン虫をまとめる機会があれば、このミツノも記録として残したいと思っています。
地元産ミツノエンマコガネ、採集おめでとうございます。以前お会いしたときから、合併までに採りたい・・としきりにおっしゃっていましたもんね(笑) みつけたときの喜びようが目に浮かびます。
フン虫が落ち着きましたら、また材割り採集行きましょうね(^-^)
ミツノエンマカッコイイです。いつか狙ってみます。
ありがとうございます(^^)
あの時期、虫絡みの会う人会う人に「地元産、地元産…」と繰り返して言っていましたね(笑)。だって今年が合併前最後の夏でしたから。採れてホッとしました。もう1つ狙っていた地元産センチコガネは空振りで、これはもっと意外でしたが…。情けない。
材割り採集、是非行きましょう。久しぶりにネブトを狙ってみたいです(^^)
ありがとうございます(^^)
「魚肉さえ仕掛ければいくらでも採れるだろ」と楽観視していたので、
まさか採集までに3シーズンもかかるとは思ってもいませんでした。
時期さえ外さなければ生息地にトラップを仕掛ければ確実に採れる種ですので、また是非挑戦してみて下さい(^^)
角が折れなくて良かったですね。
ありがとうございます(^^)
角が折れなくて、本当に良かったです(笑)。
過去の記録ではこの町では生息数が少ない、とのことなので、
今後も調査範囲を広げて調べてみるつもりでいます(^^)
ご無沙汰しております!
そしてありがとうございます(^^)
展脚したのですが、やはり潰れたことによりどうしても胴体にゆがみが出来てしまうので、かなり残念な標本になりそうです。
今は天候が悪いので、また晴天の日が続くようなら10月に入ってから
同所周辺にまた追加を狙ってトラップを仕掛けてみます(^^)