3ヶ月ぶりの更新です ♯1
2011年 09月 26日
前回の記事から今まで、ブログは停まっていましたが、一応虫屋らしいことはしていました。成果はほとんどありませんでしたが…。
まず、6~8月にかけては、愛知県内で27年前に唯一記録のあるオオコブスジコガネを狙って、トラップ設置や砂浜を行脚しての見つけ採り採集に挑んでいました。
が、結果は惨敗。長年、県内・近県の虫屋の猛者たちを退けてきた大物だけに、そう簡単には出会うことは出来ませんでした。
今年は始動が遅かったので、来年はもう少し早い時期から挑みたいと思います。
コブスジ絡みではもう1つ挑戦していたことがありました。
こちら。
これは私の地元である愛知県小坂井町(現在は豊川市)の町史(1976年刊)の昆虫の項目にある一文。
誰がいつどこで採ったかという肝心な部分が完全に抜けているので詳細が全く分からないのですが、数年前にこの町史の一文を見てから、機会のあるごと(鳥のDORを見つけた時)に旧小坂井エリアの社寺林などにトラップを仕掛けて調査をしていたのですが、今夏もそれをやってました。
こちらも数週間調査しましたが、コブスジは得られず…。エンマコガネ(まだ未同定)が数頭来ていただけでした。以前別の社寺林にDORトラップを仕掛けた時もセンチコガネが来ただけでしたし、大した自然もない旧小坂井エリアで残された未調査の場所というのも少なくなってきました。
…しかし、「コブスジコガネ類の一種」という曖昧な表現が気になりますよね…(笑)。仮に今後ヒメコブが採れたとしても、それがこの記録のいう「一種」であると断言は出来ないわけですし…。
町史の発行年からして、これは最低でも35年以上前の記録なわけですが、果たして宅地化が大きく進んでいる今の旧小坂井エリアにそもそも今もコブスジコガネが生息しているのか…。色々と不確定な要素が多いこの課題ですが、こちらもまた継続して取り組んで行きたい課題の1つです(トラップ素材が定期的に調達出来ればもう少し調査もはかどるのですが…)。
あと、コガネ以外の話では、今夏は息子と結構頻繁にクワガタ採集に行きました。
地元なので普通種ばかりでしたが、ノコギリクワガタ、ネブトクワガタ、コクワガタを採集してきて飼育しました。あとカブトムシも。
今年からは子どもに世話をさせたので、色々な意味で良い経験になったと思います。最初にコクワガタとネブトクワガタを飼育し始めた時は、しばらくすると世話がおざなりになったせいもあってか、1ヶ月ほどで死んでしまい、息子もかなりショックを受けたようでした。しかしそのおかげで、「きちんと世話をする」ということを覚え、8月と9月に採ってきたノコギリクワガタは大切に飼育しています。今日も朝起きたらちゃんと新しいゼリーがセットされていました。
あと、クワガタを採りに行って思ったのは、今年はカブトムシの当たり年だったのかな…ということでした。いつもの山に行っても、とにかく個体数が多い! 1本のクヌギの木に20頭以上付いている時もありました(+コクワガタ、ネブトクワガタ、ノコギリクワガタ)。
最初はカブトムシが沢山いることに興奮していた息子も、さすがに毎回これだけいるとその感激も薄れてしまったようでした。
長くなりましたので続きはまた後日…。
コメントありがとうございます!
確かに気持ち悪かったです…(笑)。
また、カラスにやられたのか、周りにはバラバラになったカブトの死骸が散乱しており、それも何だか不気味でした…(^^;