行って来ました、材採集に…!
2013年 01月 26日
この日は愛知県の太平洋側の温暖なこの地方でも、めっちゃ寒かったです。雪こそ降りませんでしたが(夜には降り出しましたけど)、ポイントの森の中はさらに寒く、軍手をしていても指先がしびれてきました。
一緒に行ったメンバーは、夏によくクワガタを一緒に採りに行くロウ、鞭山というおなじみのメンツです。
場所は市内の森。10年ほど前にはよく夏も冬もクワガタ採集に通っていたポイントです。シカ、サル、イノシシなども生息しているので、私個人は、最近はフン虫調査によく通っている場所です。
今回は久々のクワガタの材採集ということで、皆テンションも高かったと思いますが、さすがに10年も経つと現場の環境は当時とは大きく変わっており、かつてネブトの幼虫が大量に採れたポイントには松の倒木もない状況で、数少ない材に頑張ってナタを振るってもネブトは全然出てきません。
当時は「ご神木」があって、そこから大量のネブトの幼虫が採れていたので、その他の松にはほとんど手をつけなかったのですが…。この環境の変化にはびっくりです。勿論ご神木も、跡形もなく消え失せていました。
しばらくして、松ではない朽ちた木の根っ子の部分から、ロウが1頭のクワガタの幼虫を割り出しました。外見や環境からネブトの幼虫でないことは明らかでしたが、とりあえず記念に採集。自分はスジクワガタと見ましたが、果たして結果はいかに?
その後は散開して思い思いに採集に挑みますが、結局ネブトは1頭も出て来ませんでした。というか松がない…。がっかり。
そんな中、足元を見ると、ありましたよ、ポツポツとシカの落し物が…(笑)。すかさずナタをピンセットに持ち替えて、フン虫調査です。
調べていくと、出てきました、冬物マグソが…。チャグロかミゾムネだと思いますが、ここでは既に両種とも採集しているので、出てきた個体は全てリリース。ネグロあたりが出てきたら面白かったんですが…。
あっ、書くのが遅れましたが、この日は最後の集合写真と虫の生体写真以外の写真(採集の模様)は、全て鞭山が撮影してくれました(笑)。鞭山君、サンクスです。
その後、かつてネブトが採れた別のポイントに場所を移して探すも、全く手ごたえなし。続いて、幼虫の採集経験はないものの夏によく成虫が採れる近くの某山へ転戦しましたが、こちらも全然ダメでした。
結論。ネブト幼虫採集、見事NULL!でした…(笑)。
しかしまあ、とりあえず種名不明の1頭のクワガタの幼虫が採れたので、それが何になるかという楽しみは残りました…。この幼虫は採集者であるロウが飼育しますが、ちゃんと羽化させて結果を見せて下さいよ(笑)!
…という感じで、結果は散々だった今年の初採集でしたが、久々の材採集は、まあ、それなりに楽しかったです。でももう、ここに材採集に来ることはないかな~。
また新しいポイントを開拓せねば。