フン虫、カトカラ、クワガタを愛する素人虫屋のブログです。


by Izanagi_the_4th

カテゴリ:コガネムシ( 47 )

オオセンチゲット…?

 今朝、夜勤帰りにいつもの冬物マグソ調査の森へ立ち寄り、ようやく地元産オオセンチに出会うことが出来ました。

 計2頭。いずれも轢死体でしたが、共にまだ新鮮な死骸で、暖かかった昨日あたりに活動していてシカに踏み潰されたのではないかと思われます。

 うち1頭を持ち帰り、先ほど仮展脚を済ませました。詳細はまた後日採集記に書きますが、とりあえずご報告まで。春が楽しみです。
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by Izanagi_the_4th | 2007-04-03 13:18 | コガネムシ
 イザナギも所属する「三河昆虫研究会」の会員でもあり、地元を中心に精力的に昆虫層の調査活動をされているTさんという虫屋がいらっしゃるのですが、Tさんの住んでおられる愛知県宝飯郡A町というのは何を隠そう自分の出身地。自分の実家とTさんのお宅も近く、Tさんが三河昆虫研究会の『三河の昆虫』52号で発表されたハムシ調査の舞台となった川の堤防のほんの少し下流は、自分がよくフン虫調査をしている場所なのでした(笑)。

 そんな不思議な縁(というか狭い町ですから)もあって、Tさんとは手紙等のやり取りを通じて懇意にさせて頂いているのですが、そのTさんに、宝飯郡A町の昆虫に関する文献のコピーを幾つか頂きました。

 自分が関心があるのは勿論コガネムシの仲間ですが、フン虫に関しては、頂いた文献を総合すると、ミツノエンマコガネ、マルエンマコガネ、コブマルエンマコガネ、センチコガネ、マグソコガネ、ヨツボシマグソコガネ、ウスイロマグソコガネ、フチケマグソコガネの計8種の記録がありました。頂いた文献は最近の物でも20年ほど前の記録なので、当時と比べて自然が大きく減り新興住宅街と化した現在のA町にこれだけの種のフン虫が今も健在なのかは大いに疑問ですが(特に大型種のミツノエンマは厳しいのでは…?)、こんな山も森も海もない面積9.87k㎡の小さな町に、ミツノエンマなどのフン虫が今も生息しているかも…と考えると、胸がワクワクしてきます(セマダラマグソの記録がどこにもないのは、やはりこの町では個体数が少ないからでしょうか? 自分も1頭しか採ってませんし…)。

 鰓角通信で塚本先生が書かれている記録では、A町にはムネアカセンチコガネの記録もあるようですし、自分もセマダラマグソコガネを採っているので、計10種は最低生息している(していた)ことになります。これらの種はいずれ現在の記録として全て再調査したいと思っていますが、中でもやはりミツノエンマは絶対見つけたい種です。ミツノエンマ自体、まだ採ったことがないからというのもありますが、2年前の夏の夜、A町のコンビニの駐車場でミツノエンマらしき甲虫の轢死体を発見した時から、「自分の生まれ育ったA町産ミツノエンマを採りたい!」と強く思ってきたからです。

 自分が子供の頃、沢山の虫達と出会ったA町の林や社寺林には、あの頃いたノコギリクワガタやヒラタクワガタの姿は今はもうありません。水溜りに沢山いた小さなゲンゴロウの姿も見かけなくなりました。川は護岸工事がびっしりと施され、ミツノエンマにとっても30年前と比べて住みにくい町になっていることは間違いありません。でも、信じたいです、今もこの町にミツノエンマがいると!

 頂いた文献の中で、ミツノエンマの最後の記録は83年7月の物でした。それ以前の70年代の記録では、A町を含む周辺の町では「普通に見られる種」とのことでしたが、この83年の記録では「数は少ない」となっており、その頃から既に経年減少していたことが推察されます。

 今年の夏は、地元(豊橋市・豊川市 etc)産オオセンチを採ることと、正真正銘の地元(A町)産・ミツノエンマを採ることが、自分の中での最大の目標です。採集記録は早い物では3月からあるようですが、もう少し経って暖かい日が続くようになってきたら、自分の中でイメージしているポイントに魚肉トラップを仕掛けまくるつもりです。楽しみ…。
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by Izanagi_the_4th | 2007-03-22 00:28 | コガネムシ

疲労…

 最近夜勤の週にはコガネムシを求めて地元ポイントをうろうろしていたのですが、今週の夜勤は何だかんだで忙しく、毎日寝不足で仕事中も帰宅後も疲労でぐったりしていたためフィールドに出る気が起きませんでした。

 それでも今日は疲れた体にムチ打って、いつもと違うポイントを歩いてきたのですが、成果はナシ。場所は今までにも何度か書いた事のある職場近くの公園の森なのですが、今まで何度も調査したもののこれまでフン虫は1頭も見つけられないという場所です(オオヒラタシデムシがやたらと多い)。

 今日はいつもと違って道路を挟んで反対側の森を調べたのですが、ちょっと引くぐらいたくさんいる野良猫達と、いつの間にか森の中に沢山建っていたホームレスの方たちのテントを見てあっさり戦意喪失…。前にこの森の前の道路でタヌキらしき動物を見かけたので期待していたのですが。

 ミゾムネマグソコガネを採った豊川市のポイントにも行こうかと一瞬考えたのですが、そこまではかなり距離があるため体力的・時間的に断念。定点調査は継続的に行っていきたいとは思うものの、それが「義務」になっては楽しみながら調査出来ないですから…。

 帰宅後、何気なく標本箱の中を見ていたら、フン虫を始めたばかりの頃に地元で採ったマグソコガネの標本で、未同定のものがあるのを発見。思い出した、この時は何故かその場所でこの1頭しか採れなかったというシロモノです。一見タダマグソのようにも思えましたが、疲れていてルーペを持つ手にも力が入らず、上のまぶたと下のまぶたが仲良くくっつきそうになってきたので、作業は中止して寝ることに。

 採集も何もかもダメダメな1日でしたが、こんな日もありますよね………zzz
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by Izanagi_the_4th | 2007-03-09 13:29 | コガネムシ

ヨミガエリ…?

 2頭だけですが、実はつい先日まで、昨年末に奈良で採ったチャグロマグソ(だと思う)が元気に生きていました。

 前にも書きましたが、自分は採ってきた虫はいきなり全て〆て標本にするのではなく、何割かはエサを与えて生かしておき、観察したり写真を撮ったりボーッと眺めたりしたりします。特に最近はマグソコガネの仲間などの小型種の生体写真を撮る為に「モデル」として何頭か飼うことも多いので、そんなこんなで1ヶ月も飼っていたりすると次第にその虫に情が沸いてきてしまい、先述のカドマルエンマみたいに〆れず結局最後まで「飼う」ことになってしまう虫達もいるのです。

 この2頭のチャグロもそんな感じでずっとタッパーの中で飼っていたのですが、先日見てみるとそのうち1頭が死んでいました。

 この個体は他のチャグロと比べて一回り小さく、色彩変化も他にない感じの個体だったので、標本にするためすぐさま整形することにし、耐震シートに裏向きに貼り、ルーぺと筆を持って展脚を開始しました。生前、湿ったティッシュの入ったタッパーに入っていたためか既に関節も柔らかくなっていて、非常に楽に展脚出来ました。

 30分ほと経ってから見てみると、きれいに整えたはずの真ん中の脚がまっすぐ横に伸びています。「あれー?」と思いルーペで覗いてみると、うっ、脚や触角が動き出してる! なんと、この個体は蘇生していたのでした。

 フン虫は水で〆ると後で蘇生するという話を聞いたことがありますが、この個体も死んでいたのではなく、恐らくタッパーの中の水滴で溺れ、仮死状態になっていただけのようです。

 それにしても、乾燥させる前に気づいて良かったです。このまま気づかず乾燥用の容器に仕舞い込んでおいたら、むごい殺し方になるところでした(展脚した意味もなくなってしまいますし…)。

 結局このチャグロ君はその数日後にお亡くなりになり、現在蒸らし中となっておりますが、果たして今度はちゃんと展脚出来るかな…?
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by Izanagi_the_4th | 2007-03-05 08:28 | コガネムシ

カドマルが好き

 「未だ見たことのないエンマコガネというものを採ってみよう」と思って採りに行って初めて採ったのが、カドマルエンマコガネ(の♀。2004年11月採集)。どこにでもいる普通種ですが、初めて採った種だけに結構思い入れがあり、今でも好きな虫の1つです。
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 このカドマル♀を見た時、子供の頃から見慣れていた食葉性コガネとは一味違ったその立体的な造形美に心を打たれ、家に帰ってからもこの個体を観察したり写真を撮ったり眺めたりしたものでした(今回の写真は全てこの個体の写真です)。

 採ったのが11月だったのでそろそろ寒くなってくる頃でしたが、毎日元気にタッパーの中で活動しているこのカドマルを見ていたら次第に情が出てきてしまって、〆ることも出来ず、結局翌年の夏頃まで「飼育」してしまったのを覚えています。2005年5月に再び奈良公園を訪れた時も、ナガスネエンマらと共に石の下でひっそり鎮座していたカドマルの姿は鮮明に覚えています(この時初めてカドマルの♂を採り、♀よりさらに立派なその造形美に心を打たれたものです)。
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 夏の夜によく外灯巡りに行く愛知県新城市の山奥や牧場付近の外灯にもカドマルエンマが飛来していることが多々あります。もしカドマルが普通種でなければ、その大きさや造形美からしてきっと人気種になったと思うのですが、いかんせん至る所で見つかるので採集の対象としてはあまり有り難味がありません(笑)。でも、飛来してきたカドマルを手に取って見てみるとやっぱりその姿に改めて惚れ惚れします。

 闇夜を背景に、外灯に照らされるカドマルの造形美……。ああ、何とも言えません(笑)。

 今年の夏も、そんな光景に出会えることを楽しみにしています。
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by Izanagi_the_4th | 2007-02-19 12:57 | コガネムシ

Work, sleep or insect

 1週間ほど更新が滞ってしまいました。サイトで1週間更新が滞るのは日常茶飯事だったのですが、ブログで1週間空くとなると妙に「更新しなくては…」という強迫観念に駆られるのは何故でしょうか(笑)。

 そんなわけで、これといってネタもないのですが、強迫観念で何とか記事を書きたいと思います。

 前回お伝えした通り、昨年までの採集品の整理もほぼ終わり、現在は注文中の台紙の到着を待っている状態なのですが、年末からずっと虫を整理したり写真を撮ったり採集に行ったり…と虫と過ごす時間があったのに、ここ1週間はぽっかりとそれがなくなって何だか物足りません。奈良での採集品も、1日1頭とか決めて、もっとじっくり時間をかけて展脚すれば良かったなーとか今さらながら思っております。

 あ、そうだ。今週は夜勤なんですが、通常その週の月曜の夜から始まり、土曜の朝に終わる5直勤務なのですが、今週は特殊で1日早く日曜の夜から入っているので、金曜の朝には5直終わって夜勤が明けます。なので、金曜は朝仕事が終われば1日フリータイムとなるので、その時間を利用して、先日偶然シカフンを見つけた豊川市のネブトポイントへ冬物マグソの調査に行くつもりでいます。この地は地元昆虫研究会で調査もされているのですが、他の虫ばかりが対象でフン虫については何も報告がないので、何が出て来るか今から楽しみです。恐らく県内で報告のある既知種ばかりとは思いますが、眠気と戦いながら頑張って地元の冬物マグソを探して来ます。

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by Izanagi_the_4th | 2007-02-07 11:37 | コガネムシ
 昨年末に奈良へオビモンマグソコガネを採りに行きましたが、その時の個体の半数以上はまだ元気に生きています。
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 この採集行ではオビモンマグソの他にセマダラマグソ、クロツツマグソ、ネグロマグソ、チャグロマグソが採れたわけですが、いずれも体長5mm前後の小さなコガネムシ。それでいて上翅のスジや模様など、ルーペなどで見ていると精密な工芸品のようで、その愛らしい姿と動きは、ずっと見ていても飽きません。癒されます。

 コガネムシ採集の第一目的は標本を得ることですが、自分の場合、このような観察が好きなので、採集後もしばらく生かしておき、暇な時に観察したり写真撮影をしたりします。しかし、ちょこちょこ動くこれら小型昆虫のマクロ写真はなかなかうまく撮れません。ましてや今はじっくり写真撮影に取り組む時間もあまりないので、少ない時間でチャレンジしても満足のいく写真は撮れません。

 設備的な問題もありますが、経験も大切なはず。これらのコガネ達にはもう少し元気でいてもらって、これからも時間のある時に撮影にチャレンジしていきたいと思っています。
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by Izanagi_the_4th | 2007-01-11 12:22 | コガネムシ