ここでの採集ではよくあることですが、20箇所近くも刺された(噛まれた)のは初めてで、現在、脛を中心に気持ち悪いくらい赤く腫れ上がっています。
痒みの方は、昨日の夜からひどくなり、夕べは痒くて寝られず、深夜2時過ぎに何とか寝付いたものの、痒みで3時間ほどで目が覚めてしまいました。ムヒとか全く効かんし…。
朝嫁に話したら、幸い子どもが以前皮膚科でもらってきた塗り薬があり、それが虫刺されに有効とのことだったので、それを塗ってだいぶ痒みは収まりましたが、足の見た目は何かの病気のようで、短パンで出歩くのがはばかられるほどです(気持ち悪いので写真は載せませんが)。
先程から昨日の採集品の展脚中。今日はインドアな生活を送ります…。

昨日、トラップ用の牛フンを豊川市と新城市の計10箇所に仕掛けました。それの回収と、岡崎市のMt.Hでの見つけ採りです。
いずれも地続き(山続き?)なので個体変異はないと思われますが、一応3市それぞれのラベルの標本が欲しいための長距離採集です。
まず豊川市。こちらは数年前に自分で開拓した産地があるので、そこに集中してトラップを仕掛けました。
計5箇所のトラップのうち、オオセンチの来ていたのは1つのトラップだけでしたが、その1箇所にまとまった数が来ていたのでOK。幸先が良いです。
続いて岡崎市のMt.Hは通り過ぎ、先に新城市へ。こちらは文献でも自分が知っている限り断片的な記録しかない(新城市○○で1頭採集、とかそういう記録)のと、自分自身も過去死骸を見かけたことがあるだけだったので、ポイントを絞りきれず、トラップは薄く広く仕掛けました。
まずは最初のトラップで1頭採集。よしよし。
しかし、2箇所目、0頭。3箇所目、0頭。4箇所目、0頭…やばい、外しまくってる!
最後の場所は、昨日「もうここで最後にしよう」と、トラップ素材をドサッと大量に設置した場所。しかも文献で記録のある場所のすぐ近くという、ある意味「切り札」的な場所です。最低1ペアは要るので、ここを外したらやばい…。
その5箇所目。うっ、おらん~! うええ~。
こりゃ最初に1頭採った場所周辺で見つけ採りをするしかないかな…と絶望的な気持ちになって最初の場所に戻ると、その最初のトラップに新たに2頭飛来してきていました。助かった~。こうなったら先にMt.Hに行って岡崎市産を採って、帰りにまたここに戻ってこよう。
Mt.Hの山頂近くのマイポイントでは、いつも以上にオオセンチがたくさんいて、見つけ採りながらあっさり予定数を採集。時期的に個体は新旧入り交じっていましたが、勿論ピカピカの個体だけを採集。オオセンチを摘まんでいると、ゴホンダイコク、マルツヤマグソ、マエカドコエンマ、カドマルエンマ、ツノコガネなども出てきます。やはりここはフン虫天国じゃあ!

下山し、新城市の最初のポイントに戻ると、更に1頭飛来してきていました。新城市産はこれで計4頭。なんとかなるかな…。
その後、帰路でまた豊川市のポイントに寄り数頭追加。こうして何とか無事に3市行脚は終わりました。
あとは採ってきた大量のオオセンチの標本作りが待っている…。
一昨日からエサのゼリーを全く食べていないのであります。
試しにちょっといじってみると割と活発に動くんですが…。
心配。
反してコンタは食欲旺盛。昨日の到着から今朝までに既に4個のゼリーを投入。
ただ失敗したのは、我が家ではこんなサイズのクワガタを飼育したことがなかったため、普通の16gのゼリーしか用意していなかったこと。体のでかいコンタは実に食べにくそうで、すぐにゼリーをひっくり返してしまう。
現在は幅広の容器にゼリーの中身をポチョンと乗せて与えているが、それでも食べにくそうで、あちこちと位置を変えながらゼリーを食べている。
そんな姿がまたかわいかったりもするが、65gのゼリーを買ってきてやるかなあ。

最近オオクワガタがいとおしくてたまらない自分は、自分のオオクワガタが欲しくてたまりませんでした(子どもか!)。
本当は雌雄で飼ってブリードをしたいんですが、今は様々な理由から無理…。そこで、息子たちのオオクワガタ同様、オスのみをペットとして、自分用に買うことにしました。
どうせ飼う(買う)なら飼ったことのない外国のオオクワガタにしようと思い、数日前から専門誌を買って勉強したり、ネットで市場価格の調査などをしていたのでした。
オークションは安い個体もあるものの、産地偽装や画像と違うものか届いたなどのトラブルがあるようなので、専門誌に出ていたブリーダーの方が経営しているショップで注文しました。
♂のみ欲しいという稀な注文であるにも関わらず、こちらの希望を細かく聞いてくれ、納得の行く個体を選ばせてくれました。
そして今朝、その個体が届きました。

ネパールのサガルマタ県コタン郡産の、アンタエウスオオクワガタです。

サイズは83㎜。サイズ以上に横幅、厚みがあるので、余計でっかく感じます。左が息子の73㎜の国産オオクワガタ、右がアンタエウス。

息子には「父ちゃん自分だけでかいの買ってずるい!」となじられましたが、許せ息子よ。アンタエウスは大人の男のロマンなのだ。

本来、標高の高い地域に生息するクワガタなので、高温は厳禁。普通のクワガタは夏場も玄関で飼っていますが、このアンタエウスは屋内で一番涼しいであろうリビングで飼育することに。最初は少し嫌な顔はしたものの許可してくれた嫁には感謝です。

名前はコタンとアンタエウスをかけてコンタと命名(安易すぎ?)。他のオオクワガタ同様、コイツも大切に飼育したいと思います。
前回の記事で「近いうちにクロオビマグソでも採りに行って目覚めるかな」みたいなことを書いていましたが、まったく目覚めておりませんでした…。
このブログも気が付けば4ヶ月も放置してしまいました。すみません。日々ご来訪頂いた方々には本当に申し訳なく思っております。
先の記事のクロオビについては、その翌日に採集に行ったのですが、1時間半かけてたどり着いたMt.Hのふもとで、「路肩崩壊のためこの先通行止め」の掲示板に出くわし、結局クロオビを見ることなくまた来た道をズコズコと引き返したのでありました…。
出鼻をくじかれてまた眠りに入った自分ですが、初夏には再び目覚め、過去にオオコブスジコガネの記録のある海岸で散々トラップを仕掛けたりルッキングでの採集を試みましたが、結局Null…。冬のキマダラ採集からずーっとNull続きで、完全に意気消沈してしまったのでした。
しかしまあ、キマダラにしてもオオコブにしても、採れる確率の方が低い虫なわけで、仕方ないと言えば仕方ないのですけどね。
7月からはちょいちょい山に出かけたりするようになりました。狙いは子どものためのミヤマクワガタ。こちらは採集することが出来ました。
私の住む東三河平野部の海に近い地域では、ミヤマはなかなかお目にかかることの出来ないクワガタで、恥ずかしながら10年ぶりくらいのご対面でした。
これらクワガタ絡みのことは、私が別でやっている広島東洋カープの応援ブログの中の「日常」というカテゴリーをご覧頂くと色々書いてありますので、興味のある方はご覧下さい。
また、7月からはクワガタだけでなく、昨年「開始宣言」をしていたカトカラ採集にも手を出しておりました。
所持していた毒ツボが割れてしまったため、100均で売られている物を利用した簡易毒ツボで採集を試みましたが、最初の頃は現地に着いた頃に毒ツボが破損してしまったり、採った蛾が酢エチにどっぷり浸かってしまったり…と色々トラブルに見舞われましたが、改良を重ね、何とか普通に使える簡易毒ツボが出来ました。
これを使って地元の山でちょくちょく採集に行っていますが、何しろ蛾の取り扱いも不慣れなため、せっかく採ったA品を、三角紙に入れる時や展翅の時にB品にしてしまったり…ということが相次いでいます…。
まあ、この歳まで展翅など経験もしたことがないド素人なので、試練だと思って頑張っていますが……。しかし、触角が折れたり羽根が破れたりした標本を見るのはちょっと切ないです…。これを糧に頑張ろう…。

ちなみに、現在までに3、4種のカトカラを採っていますが(未同定)、念願のムラサキはまだ採れておりません…。そう簡単に採れるわけないか。地元の低地の山にしか採集に行ってないし。
というか、ムラサキどころか簡単に採れると思っていたベニシタバすら採れていません…。昔、カトカラに興味のなかった頃は、赤いカトカラはよく地元の山の樹液で見たと思ったんだけどなぁ…。
とまあ、そんなこんなでボチボチと今年もやっています。
気づけばもう暦の上では秋。
そう考えると、成果は全くない今シーズンだったなぁ…。
しかし、来月には、2年前の信楽行以来の遠征採集に出る予定。こちらは楽しみです。
これが今年のハイライトになるかも…?